林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

自殺考察

『自殺考察』は死をテーマとした表題作の中編と短編二作を収録した書籍である。「自殺考察」は母親から虐待され、顔に火傷の傷を持ち、学校でイジメに遭っている女子高生が主人公である。同級生の言葉をきっかけに自殺を考えるようになり、自殺の方法を研究する。自殺が問題になる中で際どい作品であるが、優等生的に自殺は良くないと言うよりも響く。首吊りをする際の苦しさなどがリアルに描かれる。

著者は当初、本作品を無意味な死で終わらせる構想だったと後書きに書いている。それではあまりにも救いがないために現在の結末にしたという。しかし、死ぬ必要はなかったという無意味な死の結末でも十分に物語として成立するだろう。『ロミオとジュリエット』も、そのような悲劇である。

第二の話は戦時中の闇につながる話である。自己の責任回避が第一の日本軍の病理が現れている。この無責任さは軍部だけでなく、日本の公務員組織に共通する。

いわき湯本

いわき湯本は『超高速!参勤交代』の主人公側の藩・磐城国湯長谷藩のゆかりの地です。

古滝屋は元禄年間創業の温泉宿です。日帰り入浴もできます。お風呂は6階にあります。一つの浴槽が仕切られており、窓に近い側が温め、遠い側が熱い温度でした。最初に熱い方に入りましたが、すぐ出たくなりました。何度か出たり入ったりしているうちに慣れました。硫黄の臭いは感じませんでした。

露天風呂は7階にあります。浴室の中に階段があり、登り降りします。露天風呂は硫黄の臭いを少し感じました。

旅館の中には馬や蛙の像があります。公衆電話はレトロです。

鉄血のオルフェンズ

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズガンダムシリーズの一作品である。歴代ガンダム作品と比べて戦争のブラックさを描く点が特徴である。

敵勢力は人類世界の覇権を握る巨大勢力である。宇宙世紀ガンダムシリーズ地球連邦軍に相当するだろう。宇宙世紀ガンダムシリーズの最大の矛盾は主人公が地球連邦という腐敗した組織に属していることであった。この問題は回避されている。

それどころか、主人公達は序盤で所属勢力からも切り捨てられ、孤軍奮闘する。

徳田虎雄病院王外伝

大平誠『徳田虎雄病院王外伝・国内最大病院を巡る闘いの舞台裏』は大病院グループ徳洲会の創業者で衆議院議員にもなった徳田虎雄を語るノンフィクションである。

徳田は「生命だけは平等だ」のスローガンを掲げ、患者を断らない病院を開設していった。高齢者の過少医療が問題になる現代でも重要である。

さらに徳田はヒトゲノム解析によるオーダーメイド医療に取り組むという先進性も持っている。平等の強調には標準的な医療を当てはめ、選択の自由を否定する負の面があるが、それに陥っていない。

一方で職員に対してはパワハラ的なところがある。好意的に解釈すれば、患者ファースト故の態度となる。

徳田は日本体操協会の会長になり、体操ニッポン復活に尽力している。徳田が改革した体操協会の状況は、昨今の日本大学のような村社会と共通している。徳田の画期的な改革は理事会を秘密会からマスメディア公開にしたことである。「するとそれまでワガママ勝手なことばかり言ってた人たちが急におとなしくなって、新会長の改革が劇的に進みました」(184頁)。情報公開は改革の1丁目1番地であると再確認した。

ときめきミッドナイト

池野恋ときめきミッドナイト』は名作『ときめきトゥナイト』を作者自身がアレンジした少女漫画である。過去の作品が大好きという作者の作品愛が感じられる。読者としても嬉しい。日本では才能のある人に常に新境地を切り開くことを期待する向きもあるが、その種のガンバリズムが人を苦しめ、生き辛くさせている。

ときめきトゥナイト』で主人公が真壁悛とアロンが逆だったらと妄想している。そのイフを実現させた作品である。但し、それ以外の設定も色々と変わっている。キャラクターの名前は微妙に変わっている。髪の毛の色も黒髪と金髪が逆になっているキャラがいる。

ときめきトゥナイト』に比べると最初から双子の王子の因縁が出るなどテンポが早い。神谷曜子に相当するキャラクターは黒髪である。『ときめきトゥナイト』ほど過激な性格ではない。この点は物足りない。もっとも、漫画としては面白くても、『ときめきトゥナイト』連載時よりも、イジメが人権侵害と認識されるようになった時代では問題だろう。

さいたま市議会の障害者政策

さいたま市議会12月定例会の一般質問を傍聴しました。浜口健司議員は精神障害者政策について質問しました。精神障害者2級の方への通院と入院費の助成を求めました。答弁は県に要望しているでした。

浜口議員は再質問で去年も同じ質問をしたが、変わっていない、ゼロ回答ではないかとしました。家族は待っている時間がありません。市長の公約でもありましたが、市長の見解をお聞かせ下さいと尋ねました。

市長は将来に渡って持続可能な制度とするために県の補助が不可欠と答弁しました。浜口議員は市長にレクチャーしていいと述べました。

この質疑では傍聴席から拍手が出ました(規則上は拍手をしてはいけないことになっています)。議場からは「ゼロ回答じゃない」などの不規則発言が出ました。

福祉手当て1級と2級の格差の是正では、精神障害者が生きていける制度設計を求めました。精神障害者の移送力の強化では職員の増強を求めました。

さいたま市立大学の創設の是非を尋ねました。行政学部を作り、公務員を目指す人を集めます。答弁では大学を取り巻く環境は厳しく、新たな財政負担に市民の理解が得られるかという問題があるものの、地域の文化的拠点になるなど一定の意義があり、研究するとしました。

自治会共通業務の一部外注化について質問しました。答弁では総会関係書類のフォーマットを電子データとしてアップロードするとしました。

これらの質問は、oneさいたまの会で市民から出された意見です。

さいたま市議会の一般質問

さいたま市議会の一般質問を傍聴しました。浜口健司議員は教育環境の整備について、精神障害者政策について、さいたま市ブランディングについての市民勉強会からの提言について質問しました。

浜口議員は日本一の教育都市の認識を質問しました。教育長は学力の一位ではなく、夢や目標を持ち、自己肯定感を高め、人生百年時代を豊かに生きることと答弁しました。

通学路の防犯対策ではプライバシーに留意する必要はありますが、防犯カメラの有効性を指摘しました。これは私も思うところがあります。無罪を獲得するテレビドラマ『刑事専門弁護士』では防犯カメラが無罪の決め手になることが多かったです。防犯カメラの情報を権力が独占することが監視社会になります。防犯カメラの情報を弁護側がアクセスすることが公平です。

通学カバンの総重量の軽減化では、政府から言われたから動くのではなく、課題を抽出して先行して対応して下さいと注文しました。これも私は同感です。軍隊の行軍演習をしているような大荷物です。

通学路の横断歩道の整備では、アイスランドのトリックアートを用いた横断歩道を紹介しました。車のスピードが下がる効果があるとします。また、全小中学校に特別支援学級の設置を求めました。落ちこぼれを出さないための取り組みや東京英語村のような施設整備についても質問しました。