林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

崖っぷちホテル

『崖っぷちホテル』は、その名の通り経営状態が崖っぷちのホテルを立て直す物語である。ドラマで描かれる顧客志向は、ホテル業だけでなく、サービス業全般に勉強になる。民間感覚とかけ離れた公務員は勉強しなければならない。

経営建て直しと言えばコストカットが基本中の基本である。ところが、ドラマのホテルは人件費には手をつけず、備品のトイレットペーパーも従業員が持ち帰りたくなるほど良いものを調達している。

ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイ』は日露戦争後の北海道を舞台とした漫画である。主人公は日露戦争で不死身の杉本と呼ばれた元兵士である。

日露戦争の旅順要塞攻略で日本軍は無謀な突撃によって死者を増やした。この時の無反省が十五年戦争の大敗につながる。それを踏まえると、上の作戦はポンコツであるが、個人の武勇で生き延びたという物語は面白くない。

帝一の國

帝一の國』は学園物の少年漫画である。生徒会物はライトノベルの定番となっているが、本作品はいつの時代かと思わせるような古さが漂う。絵柄も好き嫌いが分かれ、読まず嫌いもいるだろうが、読むとギャグに爆笑させられる。

主人公が自分が自由に振る舞える国を作るために生徒会長を目指す物語であるが、エネルギーのかける方向性が間違っている気がする。

仲介手数料

仲介手数料は市場競争が機能していない分野です。仲介手数料は法令で上限が決まっています。それは宅建業者が暴利を貪らないように、これ以上は許さないという趣旨で定められました。ところが、ほとんどの業者が法令の上限としており、価格競争が起きていません。

物件囲い込み

物件囲い込みが起きる原因は仲介手数料の両手取りです。そもそも仲介業者は物件の売り手又は買い手のエージェントです。一つの仲介業者が売り手と買い手の双方のエージェントになること自体がおかしなことです。海外では禁止している国もあります。日本でも民主党政権ができる時の民主党マニフェストでは両手取り禁止を掲げました。

銭湯

町田忍『銭湯』は銭湯についての書籍である。著者は「大衆・庶民の日常生活のなかで長年培われてきたものほど、後世には残らないことが多いようだ」との問題意識を持っている(1頁)。この問題意識には共感する。伝統文化の保護と言うとどうしても高級なものに偏りがちである。しかし、それらは当時の日常生活においても遠遠いものであった。それらが保護されても生活の中で消費されない。

著者は新世代の経営者によるニュー銭湯を評価する点で守旧派ではない。

から紅の恋歌

名探偵コナンから紅の恋歌』は映画作品である。百人一首がキーワードになっているが、雅な世界というよりも、カルタ界のドロドロを描く。

「運命戦」のようなカルタ用語が普通に理解されるようになったことは『ちはやふる』との相乗効果があるかもしれない。しかし、名性欲にとりつかれた犯行は閉鎖的な世界の闇を描いている。私は中野相続裁判での「全部自分の物よ」という茶道具独占を連想した。