林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

紀元零年の遺物wiki 書評

『紀元零年の遺物』は古代の遺物に含まれていた未知の病原菌コルフによって人類が絶滅の瀬戸際に追い込まれる様子を描いた小説である。クローン技術によって復活した紀元零年頃のユダヤ人が物語を複雑にする。

その中にはイエスキリストのクローンもいるのではないかとの期待に胸が高まる。しかし、この点の深みはない。「イエスのクローンが誕生したら」というテーマは、あまりに深く難しい。

紀元零年の遺物では人体実験のためにクローンを生み出しており、クローン技術の倫理的問題を直視する。科学者は科学研究のために人体実験を正当化する。クローンを人間と位置付けないことによって人体実験の非倫理性をごまかす。一方でクローンを人体実験する科学者は普通の人間に対する人体実験も行っている。「クローンだから」は理由にならない。マイノリティへの人権侵害を見過ごす政府は自国民の人権も侵害するようになることと同じである。本書でクローンへの人体実験と一般の感染者への人体実験を同時に止めたことは示唆的である。

本書ではクローンが決して虐げられたままで終わらないことも描いた。人間はクローンの創造者であるが、決して所有者ではない。クローンにも自我がある。科学者のクローンのエピソードではクローンが本人に取って代わる恐怖が描かれる。虐げられた者は虐げられたままで終わらない。これはイジメが社会問題になっている日本で心すべきことである。林田力wiki

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