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林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

中野四季の都市のビル風測定

東京都中野区中野の再開発「中野四季の都市(まち)」ではビル風が問題になっている。警大跡地市民フォーラムのメンバーは2014年3月16日、中野四季の都市周辺のビル風を測定した。「中野四季の都市」は警察大学校などの跡地の再開発である。警大跡地市民フォーラムは警察大学校跡地の開発問題を考える市民の集まりで、再開発が周囲の街並みを威圧し、避難所としても不十分などと批判している。

風速測定は午前中に実施した。風速測定の結果、複数個所で風速10mを超える場所を確認した。一般に風速10メートルくらいで強い風と感じられ、対策が求められる。この日の東京の平均風速は3m程度であり、再開発地域は自然とは別の要素で風が強くなっている。

また、測定結果は地区計画変更案区民説明会(東京都都市整備局・中野区拠点まちづくり推進室、2009年1月29日)の風環境予測を上回る値になった。風環境予測の日最大風速は「累積頻度95%の風速」で算出しており、1回の測定で上回った値を計測したことが、予測の誤りには直結しない。しかし、この日が特別に風の強い日ではなかった。風環境予測がビル風を過小評価していないか再検討が求められる。警大跡地市民フォーラムでは継続的に風速を測定していく計画である。

風が強い場所は「中野四季の都市」の南側の外周部である。具体的には明治大学中野キャンパスの南側から、中野セントラルパークレジデンス・中野セントラルパークサウスの南側、中野セントラルパークサウスの東側である。明治大学中野キャンパスでは風力発電の街路灯が設置されている。風が強い地域であることを示すものである。

中野セントラルパークサウス周辺で風速10.7mや12.1mを記録した。中野セントラルパークサウスと中野セントラルパークイーストに挟まれた中野四季の森公園入口部分ではビニール袋が風に飛ばされ、公園の樹木の枝に引っ掛かるという現象に遭遇した。中野セントラルパークレジデンスサウスの東側にはNTTドコモ中野ビルがあり、ビル風が複合的に強化されているように見受けられる。

http://www.hayariki.net/home/nakano2.html

「中野四季の都市」はオフィスビルが中心であり、日曜日ということもあって殺風景であった。「中野四季の都市」は大学が多いことも特徴であるが、ここの大学はキャンパスというイメージではなく、無機的なビルである。一般論として大学は再開発で近隣住民に歓迎される施設であるが、ここではオフィスビルと変わらない。

「中野四季の都市」の中心部には中野四季の森公園があるものの、ビルの谷間に申し訳程度に作られた程度の広さである。ビルの間のオープンスペースと呼ぶならば相応しいが、公園や災害時の避難所としては物足りない。公園の地面も大半がコンクリートの石畳で舗装されている。この点もビルの間のオープンスペースとの印象を強くする。

一般論として職住近接は推進すべき都市政策である。しかし、単に住宅街に再開発でオフィスビルを建設するだけでは住を排除して職を持ってくることにしかならない。安易に職住近接を錦の御旗とすることは再検討する必要がある。

東急不動産だまし売り裁判―こうして勝った

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二子玉川ライズ反対運動1

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