林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

小説外務省

#書評 #読書 #レビュー 『小説外務省』は元外交官が尖閣問題をテーマに書いた作品である。小説と銘打っており、最後は近未来の話になるが、実在の人物も登場しており、全くのフィクションではない。登場する実在人物も鳩山由紀夫元首相ら著名人だけでなく、「杉並からの情報発信です」の山崎氏のように私の知人もいる。

尖閣諸島の問題に対しては日中で棚上げの合意があり、それを守るべきとの立場である。海上保安庁の巡視船が中国漁船を取り囲むこと自体が日中の合意に反するとする。尖閣諸島をめぐる緊張は日本側が一方的に作り出したものとする。そこにはアメリカの意図があるとする。

本書では棚上げ合意が過去の自民党政権で作り上げられたものであると説明する。ネット右翼民主党政権外交政策を弱腰とバッシングするが、それが問題ならば歴代自民党政権が元凶になる。

本書の領有権問題のスタンスはカイロ宣言に基づく。これは中国の領有権主張に根拠を与えるものである。その上、尖閣諸島だけではなく、竹島北方領土の領有権も失うことになる。