林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

新自由主義

#政治 #経済 #哲学 #保守 私は所謂新自由主義勢力と新自由主義思想は別物と主張してきた。前者はハイエナ資本主義や強欲資本主義と呼ぶべきもので、都合のよいところで新自由主義を利用するだけである。その一例は東急リバブルかんぽの宿問題である。

一方で新自由主義思想は土建国家や官僚主導という旧態依然の日本政治で進歩的意味を持つ。但し、現実の新自由主義とされる政治勢力が揃いも揃ってハイエナ資本主義的であるという事実はある。ここからすると、新自由主義思想を純粋に貫くことは不可能ではないか、新自由主義思想に欠陥があるのではないかとの考えも出てくる。これに対しては以下の反論ができる。

第一に未だ現実に存在しないということは思想を追求する意義を否定することにはならない。既存の社会主義体制が全て全体主義に陥っていたとしても、それを理由に社会主義者が社会主義の理想を追求することを頭ごなしに否定できないことと同じである。

第二に新自由主義思想の現実的影響は一見正反対に見える北欧型福祉国家に見出だすことができる。これは御都合主義にならない新自由主義という面がある。

福祉国家では企業は簡単に解雇する。政府は仕事がなくなればポストを廃止する。この点では非常に新自由主義である。その代わり、失業した日から生活保護雇用保険を受給できるなどセーフティネットが充実している。

本気で福祉国家を目指す場合、特定層の既得権化した福祉制度を壊す新自由主義的な改革も必要になる。現実に欧州で政権を獲得し、または獲得できそうな社会民主主義政党は、そのような主張で勢力を伸ばしている。

それを主張・実行できる西欧の社会民主主義政党が政権を狙えるポジションにあります。新自由主義には進歩的側面があり、そこは積極的に推進したいと考えます。

これに対して、社会民主主義新自由主義の補完勢力に成り下がった、左翼を再構築しなければならないという考え方もあるとは思います。それは、わざわざ新しい政治勢力に期待しなくても、既存の左派政党を盛り上げれば良いと思います。