林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

輝天炎上

#小説 #書評 #ミステリー #レビュー

海堂尊『輝天炎上』は桜宮サーガの一作である。主要な視点人物は天馬大吉である。落ちこぼれ留年男子学生が何故か美少女優等生に意識され、しかも当人はそれを迷惑がるというラノベ的な展開で始まる。後半は過去作品の登場人物の意外な生存や意外な関係に驚かされ、あっという間に読み終わってしまった。

AIによって死因究明は格段に進歩する。しかし、それによって既得権益を奪われる法医学者や警察は抵抗し、中々普及しない。これが物語の背後にある社会的な対立構造である。この既得権益擁護の守旧派の抵抗は重要な問題である。但し、本書がエンターテイメント作品として面白いところは、敵役が既得権益擁護勢力の手先としてではなく、私憤・私怨で復讐を進めていることである。