林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

オバケのQ太郎

『お化けのQ太郎』は一話完結型の漫画である。第1巻の面白い話は腕時計を見せびらかす話である。スネ夫的なキャラクターが親に買ってもらった腕時計を見せびらかす。それを主人公側が羨ましがるという定番の枠組みである。滑稽な点は見せびらかす側が見せびらかすために余計な苦労をすることである。腕時計を見せびらかしたいために、わざわざ主人公のバイトを手伝い、人助けまでする。腕時計に振り回されて自分の幸福を追求できていない。

この滑稽さは携帯電話の普及で腕時計の必要性が低下した現代に読み返すと一層増す。今や腕時計はエゴや自己満足に過ぎないとの指摘が出ている。高額の品を集める拝金主義は人間を幸福にしない。それを昭和の時代に指摘した本作品は面白い。

私はオバケのQ太郎のぬいぐるみを持っている。だからQ太郎は物体的なものと思っていた。しかし、漫画を読み返すとヒラヒラしたものであった。ずっと後の作品であるが、『銀魂』のエリザベスに近い。中身が気になる。