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林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

家康、江戸を建てる

#書評 #レビュー #歴史

『家康、江戸を建てる』は現代の東京に通じる江戸の街を作った要素を技術に着目して語る歴史小説である。冒頭は江戸に将来性を見出だした徳川家康の先見性と人材抜擢の妙が描かれるが、主役は技術官僚や技術者達である。政治や戦争ばかりが歴史ではないことを示している。

技術官僚の果たした役割は大きいが、その名前はあまり知られていない。当時においても石高は低かった。しかし、そこに統治の妙がある。官僚は裏方に徹してこそ上手く回る。これは現代日本の官僚政治の行き詰まりから実感できるし、本書で言及されている大久保長安の驕りと死後の暗転が示している。