林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

るろうに剣心7巻

るろうに剣心』7巻は京都篇が幕を開ける。幕を開けると言っても京都に着いていない。東京を出発するまでで丸々1巻が費やされる。しかし、単なる導入部と侮るなかれ。幕末明治を駆け抜けた歴史上の人物が登場し、歴史上の事件が描かれる。

剣心が戦わなければ物語は成り立たないが、京都篇は明治政府の尻拭いのための戦いである。周りのキャラクターの言う通り、剣心が戦う必要はない。目の前の問題を解決するという名目で特定人に負担を押し付ける。特殊日本的集団主義現代日本に通じる問題である。本書に描かれた明治政府の腐敗、傲慢、身勝手も現代日本の官僚制に通じる。

本書は大久保利通を議会開設論者と描いている。これは興味深い。一般にはプロシア風の外見的立憲主義を進めた伊藤博文が大久保の継承者と見られる。しかし、伊藤は大久保の専制的な面の継承者で、伊藤と大隈重信の両方が継承者と言えるかもしれない。