林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

銀河英雄伝説10

田中芳樹原作、藤崎竜漫画『銀河英雄伝説10』はアムリッツア会戦から、皇帝崩御、リップシュタット盟約が描かれる。新皇帝エルウィン・ヨーゼフ2世の危なさに驚かされる。これの亡命を受け入れ、亡命政権を樹立させたトリューニヒトへの嫌悪が深まる仕掛けである。原作ではヤンがトリューニヒトを過剰に嫌っていたようにも見えたが、ヤンの嫌悪感に共感しやすくなる。

ラインハルトは最初から新皇帝の擁立に関わっていない。後からリヒテンラーデ侯爵と手を組んだ。この方が新皇帝切り捨ての道義的責任は軽くなる。

ブラウンシュバイクの娘エリザベートやリッテンハイムの娘ザビーネは原作や石黒版アニメではほとんど描かれなかったが、本作品ではキャラクターが描かれる。活躍が描かれるか注目である。

一方で華々しく登場したベーネミュンデ夫人は出番がないまま皇帝崩御まで生存していた。キルヒアイスが屋敷の使用人に警護できる人材を配置した上にマリーンドルフ伯爵家ともつながりを持ったために手出しできなくなったのだろうか。

原作のアントン・フェルナーのふてぶてしさは好きなシーンであったが、本作品は暗殺未遂自体がカットされている。そのため貴族連合側は欠けることなく終結した。