林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

しょてんじんのはんせい

『しょてんじんのはんせい』は本の魅力を語る書籍である。著者は埼玉県浦和市(現さいたま市)で生まれ、埼玉県に住み続けている書店人である。

本書はエンターテイメントとしての読書を語る。難しい本を読めという話ではない。映画やビートルズ、プロレスの蘊蓄を語っており、文字通りエンターテイメントである。むしろ読書というよりも昭和の戦後文化を語っているように感じられた。

本書は現代人がスマホばかりで読書しなくなったことに問題意識を持っている。しかし、本書の述べるようなエンターテイメントならば、スマホと両立する。スマホ電子書籍を読むことができるし、「小説家になろう」などの投稿サイトで小説を読むこともできる。アニメがゲームもラノベを読むきっかけになる。さらにfateのゲーマーがアーサー王の伝承やクーフーリンケルト神話を読んでみようという気になるかもしれない。

戦後のエンターテイメントとは異なるが、今の世代は今の世代のエンターテイメントを享受している。一方で人とダベっていないと気が済まない、一人で楽しめないヤンキー的な習俗は読書と縁遠い。読書離れの要因はスマホとは別のところにあるのではないか。

本書には社会的な主張もある。役人の意識の低さが複数箇所で指摘される。