林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

サンクチュアリ

史村翔原作、池上遼一作画『サンクチュアリ』(小学館)はヤクザと政治家が日本を変えようとする劇画である。少年時代にポル・ポト政権下のカンボジアで地獄の体験をした北条彰と浅見千秋を主人公とする。

ヤクザの世界も政治の世界も上が下を駒とし、下を搾取している。あの手この手で出る杭を打とうとする老害には腹が立つ。それを潰していく主人公達には拍手喝采したくなる。ヤクザの世界は順調に老害を排除し、痛快である。HEATのような勢いがある。

これに対して政治の世界は一筋縄ではいかない。浅見は保護行政の転換を唱え、労働市場外国人労働者への解放を主張する。これは現代でもタイムリーな話題である。逆に言えば21世紀に先送りされた問題である。