林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon

林田力 東急不動産消費者契約法違反訴訟

林田力『東急不動産だまし売り裁判』『二子玉川ライズ反対運動』

第3のギデオン3巻

第3のギデオンはフランス革命前夜を描く歴史漫画である。マリー・アントワネットはカンの鋭い人物である。庶民生活に無知なところもあるが、国民のことを考えている。「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」は貶めるためのデマである。

ルイ16世も無気力な人物ではなく、家族を守るために自ら戦う人物である。趣味の錠前作りは無能のエピソードとされがちであるが、本作品はそれを活かして戦う。このマリーアントワネットとルイ16世ならばヴァレンヌ逃亡事件のような粗末な失敗はしそうにない。そこはどのように描かれるのだろうか。

ロラン夫人が登場する。ジロンド派の女王として革命後の政局を動かした彼女であるが、革命前の動きが描かれることは珍しい。ジロンド派ジャコバン派との対比で穏健派のイメージがあるが、本作品では過激である。ロラン夫人は「自由よ、汝の名の下にいかに多くの罪がなされたことか」の言葉が知られている。そこには自分の罪も含まれていたのだろうか。

ギデオンとジョルジュは完全に決別する。貴族のジョルジュが王政打倒を目指し、平民のギデオンが国王と共に改革を志向する逆転現象はユニークであるが、本来の出自からすれば逆に自然である。育ちより氏なのだろうか。